ボクシングは格闘技の一つで、パンチやフットワークなどを駆使して相手と戦うスポーツです。
近年、その激しい運動量や筋力トレーニング効果から、ダイエットにも効果があると注目されています。
では、なぜボクシングがダイエットに有効なのでしょうか?この記事では、その理由を詳しく解説します。
- ダイエットを始めたいけど何をしたらいいかわからない
- ボクシングがなぜダイエットに有効なのかを知りたい
ボクシングがダイエットに有効な訳
ボクシングは、全身の筋肉を使う有酸素運動と筋力トレーニングが組み合わさったスポーツです。
そのため、ダイエットに効果的な運動として知られています。
ここでは、なぜボクシングがダイエットに有効なのかを、7つの理由を元に解説します。
カロリー消費が大きい
ボクシングは、高強度の有酸素運動であるため、激しい動きにより多くのカロリー消費を期待できます。
実際に消費するカロリーは、個人の体重や性別、年齢、運動レベル、及びボクシングの強度や持続時間によって異なりますが、一般的に約30分のトレーニングで約350〜500カロリーを消費すると言われています。
より多くのカロリーを消費したい場合は、トレーニングの強度を高めたり、トレーニング時間を長くするなど、ご自身での調整が可能です。
筋肉を増やす
ボクシングは、全身の筋肉を使うため、筋肉量の増加が期待できます。
筋肉量が増えると基礎代謝量が上がり、効率よく脂肪を燃焼させることができる為、ダイエットに効果的です。
筋肉を増やすためには、良質なタンパク質を含む、バランスの取れた食事を摂り、十分な休息と回復を取ることが重要です。
また、ボクシングには筋肉を増やすための必要なエネルギーを提供するために、体内のホルモンバランスを変化させることができます。
特に、成長ホルモンとテストステロンの分泌を増やすことが知られています。
これらのホルモンは、筋肉成長を促進するのに役立つため、筋肉量の増加が期待できるのです。
脂肪燃焼効果が高い
ボクシングは筋肉を強化するだけでなく、心肺機能を高め、カロリーを消費することができる為、脂肪燃焼効果も期待できます。
強度が強く有酸素運動であるため、パンチを打つ時にしっかりと息を吐き呼吸することで、脂肪を燃焼するためのエネルギー源となる酸素を取り入れます。
瞬発的な要素を必要とするため、短い間隔でトレーニング、続いて休息を取ることで代謝を高めることができることから、ダイエットに有効だと考えられます。
エンドルフィンの分泌
ボクシングによるトレーニングは、エンドルフィンと呼ばれる幸福ホルモンが分泌され、ストレスや不安を軽減する効果があります。
ストレスや不安が原因で暴飲暴食してしまう人にとっては、心理面でもダイエット効果が期待できます。
姿勢改善効果がある
ボクシングでは、正しいフォームを取ることが重要で、肩幅よりやや広めに足を開き、軽くひざを曲げ、体重を前足にかけるようにします。
このフォームをとることで、自然な姿勢を保つことができます。
また、ボクシングでは、パンチを出す際に腰を使うことが重要です。
腰を回転させながらパンチを出すことで、腹筋や背中の筋肉を鍛えることができます。
これにより、腹筋の強化や姿勢の改善につながると言われています。
忍耐力や集中力が養われる
ボクシングは、瞬発的なパンチやフットワークを要するので、高い集中力と忍耐力が必要とされます。
まず、ボクシングには、練習や試合中に、自分の限界を超えたり、疲れや痛みに耐えることが求められるため、自己克服の要素が求められます。
そのため、諦めず継続的に行うことで、忍耐力を養うことができます。
また、ボクシングには、相手との間合いや動きに注視することが必要です。
トレーニングや試合中には、相手の動きを正確に読み取ることが必要とされます。
このような集中力を養うことで、日常生活でもより集中力を高めることができます。
ストレス解消効果がある
ボクシングは、自分自身と戦い、ストレスを発散することができるスポーツです。
また、ボクシングジムなどで同じ目標を持った仲間と交流することで、ストレス解消にもつながります。
ボクシングはストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑えられ、代わりに幸せホルモンであるセロトニンやエンドルフォンが分泌されるため、ストレス解消に繋がります。
また、初めは苦手な動きやテクニックも、継続的なトレーニングを行うことで少しずつ克服していくことができるため、自己肯定感が向上しストレス解消につながるとも言われています。
ボクシングダイエットを行う上での注意点
ここまではボクシングがダイエットに有効な訳をご紹介しました。
では次に、ボクシングをダイエットのために取り入れる場合の、注意点をいくつかご紹介します。
食事の改善
ボクシングは高いカロリー消費を伴うため、適切な栄養補給が必要です。
過度な食事制限や栄養バランスの偏りは、トレーニング効果や健康に悪影響を与えてしまうことがあります。
バランスの良い食事を心がけ、運動前後に十分な水分補給を行うようにしましょう。
トレーニングの強度調整
ボクシングは激しい運動であるため、初心者は無理な運動量や強度を取り入れると怪我や体調不良を引き起こす可能性があります。
トレーニングの強度は個人差があるため、自分の体調や限界に合わせて調整することが重要です。
装備の確認
ボクシングでは、ボクシンググローブ、手巻きバンド、ヘッドギア、マウスピースなどの装備が必要です。
これらの装備を正しく使うことで、怪我のリスクを軽減することができます。
特に、ヘッドギアやマウスピースは、頭部や口腔を保護するために必要不可欠です。
ボクシングジムで行うのか、自宅で行うのかによって、必要な物を準備するようにしましょう。
安全な環境でのトレーニング
ボクシングは激しい運動であるため、周囲の環境に注意することが重要です。
十分なスペースでトレーニングを行い、怪我を予防するようにしましょう。
また、アパートやマンションで行う場合はご近所の方に迷惑とならないよう、マットを使用するなど騒音防止に努めましょう。
医師の診断を受けること
ボクシングは激しい運動であるため、持病や体調不良がある場合は、医師の診断を受けることが重要です。
また、過度の運動は体に負荷をかけるため、自分の体調や限界をよく理解して行うようにしましょう。
プロの指導の下で行うこと
ボクシングは、正しいフォームやテクニックが必要です。
初心者は、プロの指導の下でトレーニングを行うことが大切です。
トレーニングジムやボクシングジムに通うことで、適切な指導を受けることができます。
レストとリカバリーの重要性
ボクシングは激しい運動であるため、トレーニングと休息のバランスを保つことが重要です。
筋肉や関節の疲れを取るために、十分な睡眠や休息をとるようにしましょう。
また、ストレッチやマッサージなどのリカバリーを行うことで、怪我のリスクを軽減することができます。
適度なペースで行うこと
ボクシングは、急激な運動量や強度の変化が多いため、体力や筋力に自信のない人は、適度なペースで行うようにしましょう。
無理なトレーニングは、体に負荷をかけるだけでなく、やる気を失わせることがあります。
モチベーションの維持
ボクシングは、運動量が多く、テクニックを習得するまでに時間がかかるため、モチベーションを維持することが大切です。
自分に合ったトレーニングメニューや目標設定を行い、モチベーションを高く保ちましょう。
まとめ
今回はボクシングがダイエットに有効な訳を7つご紹介しました。
- ボクシングは強度の高い有酸素運動のためカロリー消費量が多い
- ボクシングは全身の筋肉を使うため、良質なタンパク質を摂取するなどして筋肉量の増加が期待できる
- 心肺機能も高めカロリーを消費するため脂肪燃焼効果が期待できる
- ボクシングはストレスホルモンを抑え幸せホルモンを分泌するためストレス解消できるため暴飲暴食を防ぐことができる
- 自分自身との戦いとなるため自己肯定感が上がり、ストレスを溜め込みにくくなる
ボクシングはカロリー消費が大きく、筋肉量を増やし、脂肪燃焼効果が高い有酸素運動と筋力トレーニングが組み合わさったスポーツであり、ダイエットに効果的と言えます。
ぜひご自身のペースで継続してトレーニングを行い、美ボディを手に入れましょう!
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